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まえがき

本書の目的

本書は,日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・ システムV7.2-1をインストールする方法について解説します。 標準版OpenVMS Alphaのインストレーションについては関連資料を参照してください。

対象読者

本書は,システム管理者を対象としています。 日本語OpenVMS Alpha V7.2- 1をインストールする前に,必ず本書をお読みください。

本書の構成

本書は5つの章と4つの付録で構成されています。

第1章 日本語OpenVMS Alpha V7.2-1インストレーション・キットの構成, インストレーションに必要な資源など,日本語OpenVMS Alphaをインストールする前の準備について説明します。
第2 章 日本語OpenVMS Alphaをインストールする手順について説明します。
第3章 日本語OpenVMS Alphaが正しくインストールされたかどうかを検証する方法(IVP )について説明します。
第4章 日本語OpenVMS Alphaのインストレーション後に行う作業について説明します。
第5章 日本語OpenVMS Alphaのインストレーションで発生する可能性のあるエラーと, それに対する処置について説明します。
付録 A 典型的な日本語OpenVMS Alphaのインストレーション例を示します。
付録 B XPG4ロケール・ データ・ファイルのインストレーション例を示します。
付録 C 日本語OpenVMS Alphaインストレーション検証プロシージャの出力例を示します。
付録 D 日本語OpenVMS Alphaが提供するファイル一覧を示します。

関連資料

 

本書で使用する表記法

本書では,日本語OpenVMS Alphaは日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・ システムを指します。

日本語OpenVMS AXPオペレーティング・システムはバージョン6.2から日本語OpenVMS Alpha オペレーティング・システムに名称が変更されました。 日本語OpenVMS AXPあるいはAXPの表記は日本語OpenVMS AlphaまたはAlpha と同じ意味です。

また,日本語DECwindowsおよび日本語DECwindows Motifはすべて日本語DECwindows Motif for OpenVMS ソフトウェアを意味します。

本書では,下記の表記法を使用します。

表記法 意味
Ctrl /x Ctrl/xという表記は,Ctrlキーを押しながら別のキーまたはポインティング・ デバイス・ボタンを押すことを示します。
PF1 x PF1 xという表記は,PF1に定義されたキーを押してから, 別のキーまたはポインティング・デバイス・ボタンを押すことを示します。
[Return] 例の中で, キー名が四角で囲まれている場合には,キーボード上でそのキーを押すことを示します。 テキストの中では,キー名は四角で囲まれていません。

HTML形式のドキュメントでは,キー名は四角ではなく,括弧で囲まれています。

. . . 例の中の水平方向の反復記号は, 次のいずれかを示します。

  • 文中のオプションの引数が省略されている。

  • 前出の1つまたは複数の項目を繰り返すことができる。

  • パラメータや値などの情報をさらに入力できる。
.
.
.
垂直方向の反復記号は,コードの例やコマンド形式の中の項目が省略されていることを示します。 このように項目が省略されるのは, その項目が説明している内容にとって重要ではないからです。
( ) コマンドの形式の説明において, 括弧は,複数のオプションを選択した場合に, 選択したオプションを括弧で囲まなければならないことを示しています。
[ ] コマンドの形式の説明において, 大括弧で囲まれた要素は任意のオプションです。 オプションをすべて選択しても,いずれか1つを選択しても,あるいは1 つも選択しなくても構いません。ただし,OpenVMSファイル指定のディレクトリ名の構文や, 割り当て文の部分文字列指定の構文の中では, 大括弧に囲まれた要素は省略できません。
[|] コマンド形式の説明では,括弧内の要素を分けている垂直棒線はオプションを1 つまたは複数選択するか,または何も選択しないことを意味します。
{ } コマンドの形式の説明において,中括弧で囲まれた要素は必須オプションです。 いずれか1のオプションを指定しなければなりません。
太字 太字のテキストは,新しい用語,引数,属性,条件を示しています。
italic text イタリック体のテキストは,重要な情報を示します。また,システム・ メッセージ(たとえば内部エラーnumber),コマンド・ ライン(たとえば/PRODUCER=name),コマンド・パラメータ( たとえばdevice-name)などの変数を示す場合にも使用されます。
UPPERCASE TEXT 英大文字のテキストは, コマンド,ルーチン名,ファイル名,ファイル保護コード名, システム特権の短縮形を示します。
Monospace type モノスペース・タイプの文字は, コード例および会話型の画面表示を示します。

Cプログラミング言語では,テキスト中のモノスペース・タイプの文字は, キーワード,別々にコンパイルされた外部関数およびファイルの名前, 構文の要約,または例に示される変数または識別子への参照などを示します。

- コマンド形式の記述の最後, コマンド・ライン,コード・ラインにおいて,ハイフンは, 要求に対する引数がその後の行に続くことを示します。
数字 特に明記しない限り,本文中の数字はすべて10 進数です。10進数以外(2進数,8進数,16進数)は,その旨を明記してあります。


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