−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad R51 (マシンタイプ 2887, 2888, 2889) (日本での未発表製品も含みます) 対応OS Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 バージョン 1.29 発行日 2006年12月15日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム)を更新します。BIOSを更新す ることにより、問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません。 [新機能または機能の拡張] −パスワード機能の強化。 [問題の解決] ありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」 「ThinkVantage」「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、次のバージョン情報が表示されています。 BIOS バージョン エンベッデッド・コントローラー・バージョン 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン Embedded Controller Version : エンベッデッド・コントローラー・ プログラムのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 −このパッケージは、マシンタイプが2887, 2888, 2889のThinkPad R51用です。 その他のThinkPad R51の場合は、そのマシンタイプに応じたパッケージを入 手してください。 −今回提供されるBIOSは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバ ージョンが1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 まだエンベッデッド・コントローラー・プログラムを更新されていない方は、 別パッケージ「エンベッデッド・コントローラー・プログラム バージョン 1.03(またはそれ以降)」を入手し、エンベッデッド・コントローラー・プロ グラムも同様に更新してください。 −BIOSとエンベッデッド・コントローラー・プログラムの両方を更新する場合 は、先にBIOSを更新してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ ーに接続されている場合、それらを取り外します。 −ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の3通りの方法があります。 (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 ソフトウェア導入支援を利用すると、コンピューター内のThinkPad用ソフ トウェアを簡単に最新にすることができます。インターネット上で提供さ れている最新版のソフトウェアを自動的に検索し、ダウンロード、インス トールまでを自動的に実行してくれます。 1. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 2. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 3. Internet Explorerを起動します。 4. ツール バー上の「ソフトウェア導入支援」ボタンをクリックします。(*1) 5. 画面の指示に従います。 「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 6. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 7. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 8.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターが自動的に再起動します。 これで全ての作業が完了です。 ヒント *1: ツール バー上に「ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中からソフトウェア導入支援を選択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」にソフトウェア導入支援が登録されたこ とを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −ソフトウェア導入支援自身を更新して (バージョン 2.10.03C2および それ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動でソフトウェア導入支援を起動する。 (例)「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」 「ThinkVantage」「ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール)」の 章を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows XPでは256 MB) よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSが提供されています。またそれに対応したエンベッデッ ド・コントローラー・プログラムもそれぞれ用意されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム BIOS バージョン BIOS ID ECP バージョン --------------- -------- ------------------- 1.29 1VET71WW 1.03 またはそれ以降 1.28 1VET70WW 1.03 またはそれ以降 1.27 1VET69WW 1.03 またはそれ以降 1.25 1VET67WW 1.03 またはそれ以降 1.24 1VET66WW 1.03 またはそれ以降 1.23 1VET65WW 1.03 またはそれ以降 1.22 1VET64WW 1.03 またはそれ以降 1.21 1VET63WW 1.03 またはそれ以降 1.20 1VET62WW 1.03 またはそれ以降 1.19 1VET61WW 1.03 またはそれ以降 1.17 1VET59WW 1.03 またはそれ以降 1.16 1VET58WW 1.01 または 1.02 1.11 1VET53WW 1.01 または 1.02 1.03 1VET45WW 1.01 または 1.02 1.01 1VET39WW 1.00 問題解決/変更の概要 (略語) < > BIOSのバージョンを示します。 ( ) 管理者用のBIOS識別情報を示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 <1.29> (1VET71WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) パスワード機能の強化。 <1.28> (1VET70WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) 次の内蔵通信デバイスを、オペレーティング・システムから見えなく するためのBIOS設定メニューの追加。 赤外線: Config -> Infrared -> Infrared Device <1.27> (1VET69WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) 電源オン時に表示されるIntel Pentium M ProcessorとCentrinoのロゴ の更新。 −(修) ハードディスクに不具合がある場合、コンピューターがハングするこ とがある。 <1.25> (1VET67WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) CardBus コントローラーの一部の設定値が正しくない。 −(修) BIOS Setup UtilityのStartupメニューで起動デバイスを除外すると、 コンピューターがハングする可能性がある。 <1.24> (1VET66WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) バージョン 1.23 (1VET65WW)のBIOSで、ウルトラベイ スリム セカン ド HDD アダプターを使用中、電源オフ状態からWake On Lanした場合、 ハードディスク・パスワードを設定していない状態でもシステムが電 源オフ状態に戻ってしまう。 −(修) USBフロッピードライブやUSBメモリーキー、USBハードディスクなどを 新規に装着した状態でBIOSパスワード入力画面で電源オフを行うと、 次回の起動でエラーが表示される。 −(修) USBデバイスによっては、ドッキングステーション、ポートリプリケー タにつけて電源をオンにした時、システムが起動しない場合がある。 <1.23> (1VET65WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) 起動時のセキュリティー強化:ハードディスクパスワードが設定され た状態では、パスワードの設定関係によらず、電源オフ状態からの Wake on On Lan動作を禁止した。 −(修) Intel 852GME HPLLCCのErrataに基づく修正。 <1.22> (1VET64WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) MPUのマイクロコードの更新。 −(修) いくつかのBIOS Setupメニューの項目が、リモートCMOSアップデート・ ユーティリティで更新できない。 <1.21> (1VET63WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) MPUのマイクロコードの更新。 −(修) スーパーバイザー・パスワードの入力処理の改善。 <1.20> (1VET62WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修)「IBM BIOS Setup Utility」の「Intel(R) SpeedStep technology」オ プションの設定を「Enabled」「Mode for Battery」オプションの設定 を「Maximum Performance」にしても、バッテリーによる動作時のプロ セッサーの動作周波数(動作速度)が最高値にならない。 「Intel(R) SpeedStep technology」および「Mode for Battery」オプ ションの設定は、次の場所にあります。 IBM BIOS Setup Utiityのメイン・メニュー -> Config -> Power <1.19> (1VET61WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) コンピューターの電源を入れた後に、E228 エラーが表示されることが ある。 <1.17> (1VET59WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) 内蔵ネットワーク・デバイスを使用する/使用しない機能の追加。 「使用する (Enabled)」に設定 内蔵イーサネット カードが使用できます。 「使用しない (Disabled)」に設定 内蔵イーサネット カードが使用できなくなります。 [標準設定:使用する (Enabled)] この機能は「IBM BIOS Setup Utiity」内の次のオプションで追加され ました。 IBM BIOS Setup Utiityのメイン・メニュー -> Config -> Network -> Internal Network Device −(新) 内蔵ワイヤレス・デバイスを使用する/使用しない機能の追加。 「使用する (Enabled)」に設定 内蔵ワイヤレスLAN カードが使用できます。 「使用しない (Disabled)」に設定 内蔵ワイヤレスLAN カードが使用できなくなります。 [標準設定:使用する (Enabled)] この機能は「IBM BIOS Setup Utiity」内の次のオプションで追加され ました。 IBM BIOS Setup Utiityのメイン・メニュー -> Config -> Network -> Internal Wireless Device −(新) Intel Centrino ロゴの更新。 −(修)「IBM BIOS Setup Utility」の「Timer Wake with Battery Operation」 (バッテリーによる動作中にタイマーによりサスペンド・モードやハイ バネーション・モードから通常の動作モードに復帰する/しない機能) の設定を「Disabled (復帰しない)」にし、それによりWindowsのスケ ジューラーのタイマーが作動してもただちに通常の動作モードへの復 帰が中止されると、その間にメモリーの内容が一部が壊れる。 −(修) フロッピー・ディスク・ドライブの起動順位が二番目のドライブから コンピューターを起動しようとすると、コンピューターがハングする。 −(修)「IBM 802.11a/b/g MiniPCI カード」が動作しないことある。「IBM 802.11a/b/g MiniPCI カード」のデバイス・ドライバーをバージョン 2.4.1.8 以上に更新するか、今回提供されるBIOSに更新することで問 題が解決します。 <1.16> (1VET58WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修) 始動パスワードがあらかじめ設定されていると、コンピューターがシ ステム休止状態から通常の動作状態に戻る時にパスワードの入力画面 が表示されるが、「IBM BIOS Setup Utility」の「Require password after hibernate」オプションの設定が「Enabled」になっていると、 パスワードの入力画面の表示後すぐにコンピューターの電源が勝手に 切れてしまう。 −(修)「IBM Client Security Software」を導入して「ユーザー認証マネージ ャー」機能を使用している場合、スタンバイ状態から通常の動作状態 に戻る時に「ユーザー認証マネージャー」によってあらかじめ登録さ れたパスフレーズの入力を求められるが、次の条件が全て重なると、 その正しいパスフレーズを入力しても認識されない。 1.「IBM BIOS Setup Utility」の「Timer Wake with Battery Operation」オプションの設定が、「Disabled (復帰しない)」にな っている。 2. Windows XPの「電源オプション」のプロパティの「電源設定」で、 バッテリー使用時の「システム スタンバイ」と「システム休止状 態」の時間が設定してある。ここで、「システム スタンバイ」よ りも「システム休止状態」の方が長い時間に設定してある。 3. ACアダプターを外し、バッテリーによる動作状態になっている。 4. 3.で設定した時間に従ってコンピューターがスタンバイ状態に入る が、さらにシステム休止状態で設定した時間以上にそのまま何もし ないでおいておく。 5. コンピューターをスタンバイ状態から通常の動作モードに戻す。 −---- 新リビジョンの省電力チップへの対応。 <1.11> (1VET53WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(新)「ThinkPad ソフトウェア導入支援」によるBIOSの自動更新機能の提供。 BIOSの更新があった場合、「ThinkPad ソフトウェア導入支援」で更新 パッケージの検出を行うと、インターネット上の必要なファイルの検 出、ダウンロード、解凍、更新までを全て自動的に実行します。 詳細は、「BIOSの更新方法」の章の「(A) ThinkPad ソフトウェア導入 支援による自動更新」を参照してください。 −(新) ハイバネーション・モードから通常の動作モードに復帰する際、始動 パスワードの入力を要求する/しない機能の追加。 コンピューターがハイバネーション・モードに入ったあとスケジュー ルに従ってプログラム等を自動実行するように設定していた場合、あ らかじめ始動パスワードを設定していると、 「要求する (Enabled)」に設定 始動パスワードが入力されるまでコンピューターは起動しません。 「要求しない (Disabled)」に設定 始動パスワードの入力なしにそのままコンピューターが起動します。 [標準設定:要求しない (Disabled)] この機能は「IBM BIOS Setup Utiity」内の次のオプションで追加され ました。 IBM BIOS Setup Utiityのメイン・メニュー -> Security -> Password -> Require password after hibernate −(新) バッテリーによる動作中にタイマーによりサスペンド・モードやハイ バネーション・モードから通常の動作モードに復帰する/しない機能の 追加。 コンピューターがスタンバイ・モードやハイバネーション・モードに 入ったあとスケジュールに従ってプログラム等を自動実行するように 設定していた場合に、ACアダプターが取り外しされてバッテリーで動 作していても、 「復帰する (Enabled)」に設定 コンピューターは通常の操作モードに復帰します。 但し、ACアダプターを接続しないでそのままにしておくと、やがて バッテリーの残量がゼロになってしまいます。 「復帰しない (Disabled)」に設定 コンピューターを通常の操作モードに復帰させません。 また、スタンバイ・モードからタイマーのスケジュールに従って ハイバネーション・モードに移行する機能も動作しなくなります。 [標準設定:復帰しない (Disabled)] この機能は「IBM BIOS Setup Utiity」内の次のオプションで追加され ました。 IBM BIOS Setup Utiityのメイン・メニュー -> Config -> Power -> Timer Wake with Battery Operation <1.03> (1VET45WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修)「IBM BIOS Setup Utlity」の「Startup」メニューでUSB大容量ストレ ージを始動デバイスに設定すると、WindowsとDOSを除くオペレーティ ング・システム環境で始動しないことがある。 −(修) 起動用CDの起動時間が遅いことがある。 −(修) ドッキング・ステーション内蔵のハードディスク・ドライブのデータ 転送速度が低下することがある。 <1.01> (1VET39WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00の場合、正常に動作します。 −(新) (第一版) ThinkPad R51 (マシンタイプ 2887, 2888, 2889)のサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存してファイル のダウンロードを完了します。 (BIOSの更新) 5. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンしていることを 確認します。 6. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 7. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 8. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 9. 画面の指示に従います。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 10. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 11. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 12.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターの電源が自動的に切れます。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する場合 のみ必要です。 −「手動更新の方法」の章を参照して、ファイルのダウンロードを行います。 − このパッケージで提供されるファイル名(xxxxxxxx.exe)に、-s -a -s オプションを追加してコマンド・ラインで実行します。 (例) [パッケージをダウンロードした先のパス]\xxxxxxxx.exe -s -a -s 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 C0000-CCFFF : ビデオBIOS CD000-CEFFF : イーサネット用オプションROM DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *2:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 CF000-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * ThinkVantage は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 * Intel, Centrino, Pentium および SpeedStep は、Intel Corporation の登 録商標です。 * Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。