−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 ワイヤレスLAN (Intel 11a/b/g) 対象機種 ThinkPad R60/R60e ThinkPad T60/T60p ThinkPad X60/X60s ThinkPad Z61e/Z61m/Z61t どのThinkPadのモデルがどのアダプタ(カード)をサポート しているかは、カタログ等を参照してください。 (日本での未発表製品も含みます) 対応OS Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 バージョン 10.1.1.3 発行日 2006年5月10日 対象デバイス インテル(R) PRO/Wireless 3945BG ネットワーク・コネクション インテル(R) PRO/Wireless 3945ABG ネットワーク・コネクション −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 次のワイヤレスLAN カードが使用できるように、ソフトウェア (ワイヤレス LAN ドライバー)を導入します。 アダプタ名 デバイス マネージャでの ネットワーク アダプタ名 ------------------------------- ------------------------------ インテル(R) PRO/Wireless 3945BG Intel PRO/Wireless 3945ABG ネットワーク・コネクション Network Connection インテル(R) PRO/Wireless 3945ABG Intel PRO/Wireless 3945BG ネットワーク・コネクション Network Connection すでにワイヤレスLAN ドライバーが導入されている場合、更新(上書き導入) することで問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません。 [新機能または機能の拡張] −ThinkPad R60/R60e/Z61e/Z60m/Z61t のサポート。 −ThinkVantage Access Connections バージョン 4.12 へ対応。 [問題の解決] −アプリケーションの追加と削除のサポート情報にバージョン情報が無い。 −PC Doctor Network のLink Test でブルースクリーンになる。 −EAP-FAST 手動 PACで接続できない。 −PATH 環境変数が530文字以上になるとインストールできない。 −上書きインストールした時にデバイス マネージャの詳細設定が引き継がれ ない。 −AP が近くにあっても接続しにくいことがある。 −信号強度の表示が大きく振れることがある。 −稀にサスペンドが出来ないことがある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 1. Windows XP/2000を始動します。 2.(Windows XPの場合) 「スタート」「コントロール パネル」「パフォーマンスとメンテナン ス」の順にクリックします。次に「システム」アイコンをクリックし ます。 [クラシック表示にしている場合] 「スタート」「コントロール パネル」の順にクリックし、次に「シス テム」をダブルクリックします。 (Windows 2000の場合) 「スタート」「設定」「コントロール パネル」の順にクリックします。 次に「システム」をダブルクリックします。 3.「ハードウエア」タブをクリックします。 4.「デバイス マネージャ」をクリックします。 5.「ネットワークアダプタ」をダブルクリックします。 6.「Intel(R) PRO/Wireless 3945ABG Network Connection」 または 「Intel(R) PRO/Wireless 3945BG Network Connection」 をダブルクリックします。 7.「ドライバ」タブをクリックします。 バージョンの行にバージョンが表示されています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 1. ThinkVantage Access Connectionsのバージョンが4.11 (またはそれ以降) の場合、 正常に動作します。 2. Windows XP サービスパック1 を導入した環境で、IEEE 802.1X ワイヤレス 認証を使用するがWPA機能を使用しない場合は、Windows XPのWPA ワイヤレ ス セキュリティーアップデート Q815485 および Wireless Protected Access サポート修正プログラム Q826942 をインストールしないでくださ い。なお、これらは以下の手順によりアンインストールできます。 a) Windows XPを始動し、アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでロ グオンします。 b)「スタート」「コントロールパネル」「プログラムの追加と削除」の順 にクリックします。 c)「Windows XP Hotfix (SP2) Q815485」「Windows XP Hotfix (SP2) Q826942」が存在する場合はそれらを選択し「削除」をクリックします。 d) 画面の指示に従い、アンインストールします。 Windows XP サービスパック2 を導入した環境では、特に問題はありません。 3. Windows 2000環境で、Microsoft Wireless Configuration サービスを導入 している場合は、以下の手順により無効にしてください。 a) Windows 2000を始動し、アドミニストレーター特権をもつユーザーIDで ログオンします。 b)「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順にクリックします。 c)「管理ツール」「サービス」の順にダブルクリックし、画面左側の 「サービス」をクリックします。 d)「Wireless Configuration」をダブルクリックし、「スタートアップの 種類」を「無効」に変更します。 4. ワイヤレスLAN ドライバーを更新した後、SSID, WEPキー等の情報を再入力 する必要がある場合があります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− インストールの方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしも更新(上書き導 入)する必要はありません。そのままお使いください。 更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参照して ください。 −以下のソフトウェアも、それぞれのバージョンで同時に更新する必要があり ます。 −ThinkVantage Access Connections バージョン 4.11 (またはそれ以降) −ホットキー機能 (Windows 2000/XP) バージョン 1.22.0512 (またはそれ以降) 次の3通りの方法があります。 (A) ソフトウェア導入支援による自動インストール (B) 手動インストール (C) コマンド・ラインによるインストール (Unattended インストール) (A) ソフトウェア導入支援による自動インストール ソフトウェア導入支援を利用すると、コンピューター内のThinkPad用ソフ トウェアを簡単に最新にすることができます。インターネット上で提供さ れている最新版のソフトウェアを自動的に検索し、ダウンロード、インス トールまでを自動的に実行してくれます。 1. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 2. Internet Explorerを起動します。 3. ツール バー上の「ソフトウェア導入支援」ボタンをクリックします。(*1) 4. 画面の指示に従います。 「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認してください。 ヒント (*1) ツール バー上に「ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中からソフトウェア導入支援を選択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」にソフトウェア導入支援が登録されたこ とを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −ソフトウェア導入支援自身を更新して (バージョン 2.10.03C2および それ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動でソフトウェア導入支援を起動する。 (例)「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」 「ThinkVantage」「ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 (B) 手動インストール 「手動インストールの方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによるインストール (Unattended インストール) の 方法」の章を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 既知の問題と回復方法 問題1. Windows XP のソフトウエア ネットワークブリッジ接続を作成すると、 Access Connections とともに動作しなくなる。 回復方法: 作成されたブリッジ接続を削除します。 1. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 2.「スタート」「コントロール パネル」の順にクリックし、「ネットワー ク接続」をダブルクリックします。 3.「ネットワークブリッジ」の下に次のデバイス名のワイヤレスネットワー ク接続があることを確認し、これを右クリックします。 Intel(R) PRO/Wireless 3945ABG Network Connection または Intel(R) PRO/Wireless 3945BG Network Connection 4. 表示されたメニューから「ブリッジから解除」をクリックします。 5.「LAN または高速インターネット」の下に上記のワイヤレスネットワーク 接続が移動したことを確認し、これを右クリックします。 6. 表示されたメニューから「プロパティ」をクリックします。 7.「全般」タブの「この接続は次の項目を使用します」のリストの中から次 の接続のチェックボックスをクリックし、チェックマークを表示させま す。 WLAN Transport 8.「OK」をクリックします。 9. コンピューターを再起動します。 問題2. サーバーおよびクライアント証明書の導入、削除が直ちに有効とならない。 回復方法: コンピューターを再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のバージョンが提供されています。またそれに対応した ThinkVantage Access Connectionsもそれぞれ用意されています。 バージョン 内容 ---------- -------------------------------------- 10.1.1.3 第2版 10.1.0.13 第1版 問題解決/変更の概要 (略語) < > バージョン ( ) 管理者の識別用ビルド番号 [重要] 重要な変更 (新) 新機能または機能の拡張 (修) 問題の修正 <10.1.1.3> (7AWC15WW) ・Access Connections バージョン 4.11 またはそれ以降をサポートします。 ・デバイス マネージャ で表示されるバージョン番号 10.1.1.3 (Windows XP) 10.1.1.3 (Windows 2000) −(新) ThinkPad R60/R60e/Z61e/Z60m/Z61t のサポート。 −(新) ThinkVantage Access Connections バージョン 4.12 へ対応。 −(修) アプリケーションの追加と削除のサポート情報にバージョン情報が無い −(修) PC Doctor Network のLink Test でブルースクリーンになる −(修) EAP-FAST 手動 PACで接続できない −(修) PATH 環境変数が530文字以上になるとインストールできない −(修) 上書きインストールした時にデバイス マネージャの詳細設定が引き継がれない −(修) AP が近くにあっても接続しにくいことがある −(修) 信号強度の表示が大きく振れることがある −(修) 稀にサスペンドが出来ないことがある <10.1.0.13> (7AWC09WW) ・Access Connections バージョン 4.11 またはそれ以降をサポートします。 ・デバイス マネージャ で表示されるバージョン番号 10.1.0.13 (Windows XP) 10.1.0.13 (Windows 2000) −(新) (第一版) ThinkPad T60/T60p/X60/X60s のサポート。 −(新) ThinkVantage Access Connections バージョン 4.11 への対応。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動インストールの方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存します。 (ファイルの解凍とインストール) 5. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンしていることを 確認します。 6. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 7. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 8.「ファイルの保存場所」画面で、「ファイルを保存するフォルダ」欄に表 示されたフォルダ名を確認・メモしておきます。 9.「次へ」をクリックします。 10.「完了」をクリックします。 11. エクスプローラを起動し、手順 8.で確認したフォルダを開きます。 12. SETUP ファイルをダブルクリックします。 13. 画面の指示に従い導入を完了し、コンピュータを再起動します。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 これで全ての作業は完了です。 注意)ThinkVantage Access Connections を使用される場合には、 上記のインストール作業中に: インテル PROSet/Wireless も標準どおりに導入する必要があります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによるインストール (Unattended インストール) の方法 この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadにソフトウエアを導入 する場合のみ必要です。 −「手動インストールの方法」の章を参照して、ファイルのダウンロードと 解凍を行います。 − コマンド・ラインで、 [パッケージを展開した先のパス\WIN\WLANCX2A\SETUP.EXE /QI を実行します。 (例) C:\DRIVERS\WIN\WLANINT\SETUP.EXE /QI −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 削除の方法 1. Windows XP/2000を始動します。 2. (Windows XPの場合) 「スタート」「コントロール パネル」の順にクリックします。次に 「アプリケーションの追加と削除」をクリックします。 [クラシック表示にしている場合] 「スタート」「コントロール パネル」の順にクリックします。次に「ア プリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。 (Windows 2000の場合) 「スタート」「設定」「コントロール パネル」の順にクリックします。 次に「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックします。 3.「Intel(R) PROSet/Wireless Software」をクリックして選択し、「削除」 をクリックします。 画面の指示に従います。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * ThinkVantage は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 * Intel は Intel Corporation の登録商標です。 * Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。