----------------------------------------------------------------------------   導入/更新手順 以下の導入/更新手順をプリントアウトするか、メモを取ってから、この システムROM (POST/BIOS)アップデート・ユーティリティーを使用してください。 ---------------------------------------------------------------------------- IBM PC システムROM (POST/BIOS) 導入/更新手順 [ご注意] このユーティリティーは、システムのPOST/BIOSを格納しているフラッシュEEPROM の内容を更新します。導入操作を誤るとシステムが始動しなくなる等の障害が発生 することがあります。お客様ご自身でシステムROM の更新をなさる場合、画面に表 示される注意事項をよく読んで、プログラムの指示に従って誤操作のないよう更新 を行ってください。又、更新中に予期せぬアクシデント (電源ラインのライン・ノ イズ、遮断、停電、雷など) によりパソコンが誤動作したり電源が落ちたりします と、最悪の場合、機器が損傷致します。このような場合はお客様のご負担で修理を 必要とすることがありますので十分ご注意ください。 [対象機種] 8644 [導入/更新手順] 1 : 装置構成ユーティリティーで、現在の設定をメモして下さい。 システムROM(POST/BIOS)を更新した後で、再設定が必要になる可能性があ あります。 2 : システムROM(POST/BIOS)アップデート・ユーティリティー・ディスケットを ドライブに入れて、電源を入れて下さい。 3 : 言語を選択して、Enterキーを押して下さい。 4 : シリアル番号が表示され、番号を変更するかどうかを質問されます。 通常は "N"と答えて下さい。 変更する場合は、"Y" と答えると、新たにシリアル番号を入力するように表示 されます。 5 : マシンタイプ/モデルが表示され、変更するかどうか質問されます。 通常は "N"と答えて下さい。 変更する場合は、"Y"と答えると、新たにマシンタイプ/モデルを入力するよう に表示されます。 6 : このシステムが拡張セキュリティーをサポートしている場合には、 拡張セキュリティーを動作状態に設定する(あるいは、現在に引き続き動作状態 にする)かどうか質問されます。"Y"(動作)と答えた場合、管理者パスワードと 始動順序がロックされ、装置構成ユーティリティーで変更できなくなります。 この機能の詳細は、システムに付属のマニュアルをご覧ください。 7 : ディスケット上のPOST/BIOS のレベルを、現在のシステムのPOST/BIOS のレベ ルと比較します。 - ディスケット上の POST/BIOS のレベルの方が新しい場合: 自動的に次に進みます。 - レベルが同じ場合: 「システムの POST/BIOS コードは、ディスケット上のものと 同じバージョンです。 それでも続行するには Enter を、中止するには ESC を押して下さい。」 というメッセージが表示されます。Enter を押すと、次に進みます。 - ディスケット上の POST/BIOS のレベルの方が古い場合: 「システムの POST/BIOS コードの方が、ディスケット上のものより 新しいです。続行すると、古い方のものがシステムに上書きされます。 それでも続行するには Enter を、中止するには ESC を押して下さい。」 というメッセージが表示されます。Enter を押すと、次に進みます。 8 : システムスタート時のロゴを変更するかどうか質問されます。 通常は "N"と答えて下さい。 変更する場合は、"Y" と答えると、スタートアップロゴを選択するように表示 されます。 9 : システムの POST/BIOS は更新されます。 これは2分くらいかかります。 更新中には電源を落としたり、システムを再スタートしないで下さい。 10: POST/BIOS の更新は終了しました。ディスケットをドライブから取り出し、 Enter を押してシステムを再スタートさせて下さい。 参考: [オプションについて] POST/BIOS の更新が必要なシステムが多数ある場合、対話形式でなく自動的に更新 を行うディスケットを作りたいと思われるかもしれません。その場合は、以下のよ うにこのディスケットのCONFIG.SYSを変更することによって作ることができます。 SHELL=FLASH2.EXE オプション1 オプション2 オプション3 ...... オプションxx ただし、オプションとオプションの間はスペースを入れてください。 (例) SHELL=FLASH2.EXE /U /JP この文例では、日本語を選択して、無人モードで POST/BIOSの更新を行い ます。 オプション /U 無人モード。他のオプションで指定されなければ、全てデフォルトを 用います。選択画面は表示されません。このオプションを用いると、 エラーが起きても、エラーを表示せずにプログラムを終了するので、 ご注意ください。 /JP 言語 UK, SV, SU, SP, PO, NO, NL, IT, GR, FR, DK, CF, CE, BE, LA, US, SF, SG, BR, JP, TK が選択可能です。日本語の場合は、/JP です。 /B:nnnnnnn システムのシリアル番号 /M:nnnnnnn マシンタイプ/モデル /N ディスケット上の POST/BIOSイメージではなく、システム上の イメージを用いる時のオプション。システムボードを交換した時に マシンタイプ/モデルやシリアル番号を更新するために使います。 /R 無人モード(/U)で POST/BIOSを更新した後、自動的に再起動させます。 /E:ON 拡張セキュリティーを動作状態に設定する。 /E:OFF 拡張セキュリティーを非動作状態に設定する。 /BB このユーティリティーでフラッシュのリカバリーセクションだけを更新する ために使います。BIOSセクションは更新されません。 /D UNIVERSALLY UNIQUE IDENTIFIER (UUID)を作成、変更することができます。 IS CURRENTLY IN THE FLASH. * /A:nnnnnnnn フラッシュの更新をする前に、ディスケット上のイメージをメモリーに コピーすることができます。32ビットアドレスを指定してください。 注意 オプションを用いたシステムROM (POST/BIOS)アップデート・ディスケットを多数の システムで使用する場合は、必ず事前にテストを行って下さい。