*************************************************************************** ファームウェア更新ユーティリティー 導入と使い方の手引き Nov 01, 2004 ***************************************************************************  !!! 本プログラムは ファームウェア・アップデート・ユーティ リティです。 本プログラムにてファームウェアを更新すると、一部仕様が変更になりますので 補足マニュアルをあらかじめ読んでください。 ======== 1.名称 ======== QUXGA-W 22.2" TFT LCD Firmware Update Utility Package Ver.1.4.3 ============== 2.対象モニタ ============== マシンタイプ・モデル:IBM 9503-DG5 (T221 Flat Panel Monitor、以下モニタと呼称します。) ・注意 対象モデル以外に本更新パッケージを適用すると、お手持ちのビデオ・ グラフィクスカードで表示できなくなる可能性があります。 更新後のモニタ使用環境および現在のファームウェアバージョンの組み合わせにより、 プログラムするファームウェアバージョンが異なります。ユーティリティプログラム が表示する条件選択画面にお答えいただくことにより、対象モデル内のどのモデル にも使用できます。 万が一、更新失敗で画面が表示できなくなった場合にも本パッケージを使用して ください。 その場合一時的なファームウェアをプログラムし、画面表示ができる ようになった後、条件選択画面が表示されます。 ============ 3.使用環境 ============ 以下のシステムおよび環境が必要です。 動作確認済み OS Microsoft Windows 2000 Professional 日本語版 Service Pack 2 以上 Microsoft Windows XP Home Edition 日本語版 Microsoft Windows XP Professional 日本語版 H/W USB ポート付き PC (USB 1.1 以上) モニタ付属の USB プラグ付き専用接続ケーブル ・注意 本更新パッケージはノート PC など、別ディスプレイを持つ PC にインストール することをお奨めします(下記 Case 2)。 ファームウェア書き換え途中でモニタの画面が消えることがあります。このとき モニタの画面では、進捗状況やエラーメッセージを見られません。 別の PC システムから行えば、モニタが画面表示できていなくても更新可能です。 [ 下図はMSゴシック等の固定サイズフォントにてご覧ください。] <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< Case 1 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ------------------- ------------- | PC USB |---- | Monitor | | | | | ---x | | Graphics ->A |====*=========> | A |App.|| | card ->B |==============> | B ---- | | | ----| |---- ------------------- ----------- この場合モニタの画面が消えると、実行している本プログラム(図中の App.) も見えなくなります。 (上図コネクタ B のビデオケーブルは、ビデオ・グラフィクスカードによって接続 しない場合があります。 モニタ付属のユーザーズガイドをご参照ください。) <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< Case 2 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ---------- | ---x | | |App.| | | ---- | |______ USB|-------- / Note PC // | /_________ // | ------------------- | ------------- | PC | | | Monitor | | | | | | | Graphics ->A |====*=========> | A | | card ->B |==============> | B | | | ----| |---- ------------------- ----------- この場合モニタの画面が消えても、実行している本プログラム(図中の App.) ノート PC 上で見ることができます。 (上図コネクタ B のビデオケーブルは、ビデオ・グラフィクスカードによって接続 しない場合があります。 モニタ付属のユーザーズガイドをご参照ください。) ==================== 4.インストール方法 ==================== ・注意 USB コネクタはインストールが終了するまで接続しないで下さい。 管理者権限を持つユーザーとしてログインしている必要があります。 起動中の他のプログラムを終了します。 本インストールパッケージを適当なディレクトリに保存後、実行します。 必要なファイルが解凍され、インストールウィザードが起動します。 ------------------------ 既にインストールされている場合は、アンインストール画面が表示されます。 そのままアンインストールを行なった後、再実行してください。 このときアンインストール画面が表示されなかった場合は、次の方法で アンインストールしてください。 スタート -> コントロールパネル -> 設定 -> アプリケーションの追加と削除  ------------------------ USB コネクタを接続します。 ------------------------ USB を接続したときに検索ウィザード等のダイアログが表示され、 デバイスドライバの場所を求められることがあります。この場合は、 'インストールディレクトリ'\Sys を指定してください。 変更していなければ、インストールディレクトリは  "C:\Program Files\QUXGA-W 22.2 TFT LCD Monitor Firmware Update Utility" になります。 ------------------------ ======== 5.内容 ======== 詳細 ファームウェア 説明 更新後のバージョン -------------------------------------------------------------------------- EDID モニタのタイミング情報が保存されています 使用環境によります** DPIC EDID インターフェースを制御します 更新されません EPC1 プライマリビデオ信号を制御します 更新されません EPC2 セカンダリビデオ信号を制御します 更新されません FONT OSD 用フォントが保存されています 更新されません OPIC センサーと内部動作を制御します 固定バージョンに更新されます UPIC USB インターフェイスを制御します 更新されません **本更新パッケージは、対象モニタに含まれる複数のファームウェアを更新します。 更新後のモニタ使用環境および現在のファームウェアバージョンの組み合わせにより、 更新後のファームウェアバージョンの組み合わせが決まっています。 ・注意 バージョンの組み合わせによっては、動作不具合を起こす事がありますので、 パッケージの内容を編集せず、そのまま適用してください。 ======================================== 6.含まれているファイルとインストール先 ======================================== QUXGAWUpdate.exe - 更新プログラムです。 - インストール時に指定したインストールディレクトリにコピーされます。 - スタート -> プログラム から参照できるようにショートカットが作成されます。 config.cfg - ファームウェアデータの構成ファイルです。 - インストールディレクトリにコピーされます。 ReadMe.txt - 本ファイルです。更新プログラム起動時に表示される”お読みください” と併せてご参照ください。 - インストールディレクトリにコピーされます。 XXX.hex または XXX.jbc - 各ファームウェア用データです。一部のファームウェアデバイスには複数の ファイルが必要なため、対象ファームウェアの数よりも多いことがあります。 - 'インストールディレクトリ'\UCodes にコピーされます。 modifyhex.dll - 更新プログラムから呼び出される DLL です。 - インストールディレクトリにコピーされます。 Mnt4.dll - 更新プログラムから呼び出される DLL です。 - 'システムディレクトリ'\sytem32 にコピーされます。 - および'インストールディレクトリ'\Sys にコピーされます。 Mnt4usbd.sys - モニタと USB 接続するためのデバイスドライバです。 - 'システムディレクトリ'\sytem32\drivers にコピーされます。 - および'インストールディレクトリ'\Sys にコピーされます。 Mnt4usbd.inf - デバイスドライバのためのインフォメーションファイルです。 - 'システムディレクトリ'\inf に oemxyz.inf としてコピーされます。 - xyz は自動的に割り振られる数字です。 - 'インストールディレクトリ'\Sys にコピーされます。 ・注意 - システムディレクトリが見えない場合は、次の方法で設定してください。 - エクスプローラ -> ツール -> フォルダオプション -> 表示 -> - ファイルとフォルダの表示 -> 全て表示 ======================== 7.アンインストール方法 ======================== 本インストールパッケージ を再実行するか、次の方法でアンインストールします。 スタート -> コントロールパネル -> 設定 -> アプリケーションの追加と削除  DLL, SYS, INF 以外のファイル、ショートカットおよびディレクトリが削除されます。 ------------------------ ディレクトリは、インストールしたもの以外のファイルが存在する場合 削除されません。 ------------------------ ====================================== 8.ユーティリティプログラムの使用方法 ====================================== モニタに付属の専用ビデオケーブルを接続します。 (このとき USB 接続がモニタのコネクタ A 側になるようにしてください。) モニタに電源コードを接続します。 ビデオケーブルの USB プラグを、本プログラムを実行する PC に接続します。 ------------------------ 同時に2つ以上のモニタを接続しないでください。 ------------------------ ユーティリティプログラムを実行します。(スタート -> プログラム -> QUXGAWUpdate)  表示される説明に従って、更新を行います。 ------------------------ モニタに接続されているビデオ・グラフィクスカードによっては、ビデオ・グラ フィクスカード側のコネクタ2をはずす必要があります(下図参照)。 ユーティリティプログラムの表示に従い、コネクタをはずしてください。 このとき表示解像度によっては、デスクトップの左半分しか表示されないことが あります。モニタにユーティリティプログラムを表示しながら更新する場合、表示 解像度を UXGA (1600 x 1200) 以下に設定してください。 ------------------------ ------------------- ------------- | PC USB |---- | Monitor | | | | | ---x | | Graphics ->1 |----*=========> | A |App.|| | card | | | B ---- | | ->2 |-X-- ----| |---- ------------------- ----------- ・注意 - ユーティリティプログラムを実行する前に、他のプログラムを終了させておいて ください。 - 更新を強制中断しないでください。モニタが故障する可能性があります。 - 更新中は省電力設定が無効になります。ノート PC で実行する場合は外部電源を 使用するなどして、更新中にバッテリー切れにならないようしてください。 - モニタは通常動作中で構いません。更新中は画面が消えることがありますが、 完了後自動でモニタのメインスイッチが入ります。 - 万が一、エラーが発生したり中断した場合は、以下の手順で再実行してください。 1.ユーティリティプログラムを終了してください。 2.AC アダプターのプラグをコンセントから一旦抜いてください。 3.AC アダプターのプラグをコンセントに挿してください。 4.ユーティリティプログラムを再実行してください。 - 条件選択画面でビデオ・グラフィクスカード変更を指定した場合、カードを変 更する前に PC を再起動しないでください。標準で使用する EDID 情報が新しい カード用に変更されているため、正しい解像度で表示できなくなる可能性があり ます。その場合はビデオ・グラフィクスカードを入れ替えるか、本ユーティリ ティプログラムを再実行し、選択条件を変更してください。 ================== 9.更新の確認方法 ================== ファームウェアのバージョンは、以下の操作により OSD で表示確認できます。 ユーティリティ画面に表示される、更新後のファームウェアバージョンと一致している か確認してください。 - モニタに画面を表示し、LED が緑点灯の状態にします。 - 左端の OSD ボタン(メニューボタン)を押します。 - OSD の”i”マークを選択します。(解像度情報が表示されます。) - ”←”ボタンをゆっくり3回押します。 - ”→”ボタンをゆっくり3回押します。 - 次のようなバージョン表示モードになります。 -1- aaa bbb ccc ddd eee または -2- fff - 上段左の番号はバージョン画面番号を表します( -1- or -2-)。 - ”←”または”→”ボタンで画面を切り替えます。 "aaa" = DPIC のバージョンです。 "bbb" = OPIC のバージョンです。 "ddd" = UPIC のバージョンです。 "eee" = EPC1/2 のバージョンです。 "fff" = EDID のバージョンです。 - ユーティリティ画面に表示される、更新後のファームウェアバージョンと一致して いることを確認します。バージョン表示モードから抜けるため、メインスイッチを 一旦切って入れ直します。 ============================ 10.トラブルシューティング ============================ 更新が正常終了しなかった場合: - デバイスマネージャにモニタ用デバイスドライバが表示されていますか? (スタートボタン -> 設定 -> コントロールパネル -> システム -> ハードウェアタブ -> デバイスマネージャボタン -> USB コントローラ -> QUXGA-W 22.2 TFT LCD Monitor USB Device) ・モニタは電源に正しく接続されていますか? ・USB ケーブルは正しく接続されていますか? ・USB 接続は、モニタ側コネクタ A につながっていますか? ・USB プラグを抜き差ししてみてください。 => USB 接続エラーで失敗する場合、ケーブルを交換してください。 - mnt4usbd.sys が'システムディレクトリ'\system32\drivers にありますか? - 'システムディレクトリ'\inf 内で文字列 "QUXGA-W" を検索し、見つかりますか? - (エクスプローラ -> システムディレクトリ\inf に移動 -> 検索 -> 含まれる文字列で "QUXGA-W" を検索) => 見つからないファイルがあれば、インストールパッケージを再実行してインス トールし直してください。 ------------------------ システムディレクトリは変更していなければ、Windows 2000 の場合、 "C:\WINNT" です。 Windows XP の場合、"C:\WINDOWS" です。 ------------------------ - メインスイッチを入れると、オレンジの LED が1秒間に4回の速さで点滅 しますか? => ユーティリティプログラムを再実行しても直らなければ、モニタが 破損しています。 更新終了後、PC を再起動すると正しく画面が表示されない場合: - ユーティリティの条件選択画面で行った設定が、使用中のビデオ・グラフィクス カードに適合していますか? => 本ユーティリティを再実行し、条件を選択しなおしてください。 更新途中の中断で、画面が表示されなくなった場合: 上記”3.使用環境”の Case 2 の接続構成で、本ユーティリティを再実行して ください。 更新終了後、モニタの LED がオレンジと緑に交互点滅する場合、またはモニタの スイッチが動作しない場合: => AC アダプターのプラグをコンセントから一旦抜いた後、 AC アダプターのプラグをコンセントに挿しなおしてください。 その後本ユーティリティを再実行してください。 ===== 商標 ===== * IBM は、IBM Corporation の商標です。 * Windows, Windows 2000, Windows XP は、Microsoft Corporation の登録商標です。 その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標および商標です。 -------------------------------------------------------------------------------- Copyright(c) 2002-2004 インターナショナル ディスプレイ テクノロジー株式会社、 All rights reserved ################################################################################ ################################################################################